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【AutoCAD】線種設定_09 線種尺度_まとめ_不具合は全て、線種尺度に起因する

こんにちは。荒川編集室代表荒川です。

8回にわたって、線種尺度のことについてお話をしました。

例えば、点線にするにしても、ここでお話してきたことを実践しなくても、なんとなくいじっていれば、なんとなくそれっぽく見せることはできます。そういうやり方をしてきた方も多いと思います。

ですが、なんかモヤモヤする、点線に直面すると嫌な感情がわいてくる、という方もいらっしゃると思います。筆者もじっくり線種尺度に向き合うまではいつもモヤモヤしていました。

今までお話してきた事でなんとなくモヤモヤもすっきりできたのではないでしょうか。

今回は、総まとめをしていきます。

Autodesk(オートデスク)

ポイント1:(最終)絶対線種尺度が基本。これを押さえれば無敵

毎回のように出てきた絶対線種尺度が基本です。これだけは押さえてください。

欲を言えば、絶対線種尺度を拡張した「最終絶対線種尺度」まで計算できるようにしてください。

これさえ理解できるようになれば、だいたい、目安を使って、これくらいであれば、印刷するとしっかり見えるな、という自分なりの尺度感が出てきます。

メートル単位の長さの単位で、0.5~1.0くらいが丁度よいことも学習しました。

最終的に、このくらいの値になるように調整していけばいいのです。

※絶対線種尺度なんて用語は本来ありません。荒川のほうで適当につけた用語です。マニュアル類で検索しても出てきませんので注意です。

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ポイント2:「尺度設定にペーパー空間の単位を使用」機能の概要を押さえる

「尺度設定にペーパー空間の単位を使用」機能 は、ペーパー空間で使用する機能でした。

複数の異尺度のビューポート(窓)の点線間隔を揃えたいときに使用するものでした。

ペーパー空間では、デフォルトではこの機能にチェックがはいる(☑の状態)ようです。気を付けてください。

モデル空間では、点線になっているのに、ペーパー空間では連続した線になっていたり、または逆のパターンになっている場合は、この機能を疑ってください。

最終絶対線種尺度の考えさえわかっていれば、不要な機能です。

異尺度のビューポートでも、最終絶対線種尺度さえ、同じにしてあげればよいだけです。

ただ、やっかいなのは、回ってくる図面(顧客から受領する図面)にこういう設定がかけてあることがあります。

そういう時には、大枠を変えることは避けた方がよいので、この機能で作成せざるを得ません。

ですので、機能の概要程度は覚えておいたほうがよいでしょう。

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ポイント3:線種管理プロパティーの線種尺度パラメーターを押さえる

絶対線種尺度がわかっていれば問題ないのですが、何かいつもと線種尺度の感覚(間隔のことではなく、実感するという意味の感覚です)が違うな、と思ったら、線種管理プロパティーを確認して、絶対線種尺度を確認してみてください。

最初に書いた人が、「グローバル線種尺度」をいじっていることがよくあります。時には、「現在のオブジェクト尺度」が設定してあることもあります。

グローバル線種尺度くらいは、許せるのですが、 最初に書いた人が、「グローバル線種尺度」をいじっていることがよくあります。時には、「現在のオブジェクト尺度」は意味がわからないし、頭が混乱してしまいますので、「1.0」にしてしまいましょう(こっそりと)。できたら、「グローバル線種尺度」も「1.0」にしてしまいたいくらいですが。

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ポイント4:最初につまづく、「長さの単位」、当初設定で突き進む

AutoCADの単位は、書き手が決定します。書き手がmmと言えばmm、mと言えば、m、ヤードと言えば、ヤードです。AutoCAD側で単位を決めて書くということはありません。

ですが、ここまで言って変な話ですが、AutoCADにも「単位」を決める場面がいくつかあります。それが、今回の「線種の長さ単位」です。

要は、点線間隔の尺度をインチにするかメートルにするかを、実は最初に決めなければならないのです。

ほとんど、メートルかミリメートルで図面を書く我々日本人からすると、これは完全なトラップです。

今は、デフォルトでは、メートル単位の線種ファイルが選ばれるようですが、一昔前のバージョンは「インチ」だったような記憶があります。ですので、世の中のAutoCAD図面には、数多くの「インチ単位線種」が今でもあふれています。

ただし、別に間違いというわけではないので、このままいきましょう。

メートルの線にできなくもないのですが、ここは、そのままいきましょう。

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総まとめマインドマップ

ほんとに、AutoCADはマニアックな機能満載です。

なんでこんな機能を作ったのか、はっきり言ってわからないものがいっぱいです。ユーザーのニーズに応えて作られたのでしょうが、ガラパゴス化しているような感じもあります。

いろんな業種の人が使えるようにしたことでこのようなことが起きているのでしょう。

まあ、それだけ自由になんでも表現できる、ということにしておきましょう。

ここまで読んで頂いた方に特典として、全てをまとめたマインドマップを掲載しておきます。

線種管理で躓(つまづ)いたら見返してください。ヒントになるようなことが書いてあると思います。

右クリックでダウンロードできると思いますので、拡大して見てくださいね。

PDFも置いておきます。業務にご活用いただけると、書いた甲斐があります。

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このシリーズの一覧はこちらから

線種設定を操り見栄えのよい線を引きましょう。

線種尺度に関する全てがここに記してあります。

【AutoCAD】線種設定の研究