こんにちは!荒川編集室代表荒川です。
前回は、AutoCADには3種類の引出線があることを説明しました。
今回は、そのうち一番シンプルな「引出線(LEADER)」を解説します。この引出線と「クイック引出線(QLEADER)」は系統は同じです。
引出線(LEADER) の進化型が 「クイック引出線(QLEADER)」 となりますので、こいつを学習しておくと、「 クイック引出線(QLEADER)」 の理解が断然早くなります。
引出線の名称をまずは押さえる
まずは、研究を進めるにあたって、名称を覚えましょう。他の種類の引出線でもほぼ同じです。
基本の引出線の名称
業種によっていろいろな引出線のタイプがあると思います。
当ブログでは、荒川(以下:筆者)が所属する土木業界で一般的に使用される下の図のような引出線タイプを研究していきます。ご了承ください。

この名称は、あくまでも、当ブログで説明を統一させるためにつけた名称です。「参照線」という名称は、正式にもされていますが、「矢印部分」や「文字接続部」などは、荒川(以下筆者)が勝手に付けた名称ですのでご注意願います。
参照線と文字接続部がなぜ別れているのか?
参照線と文字接続部が別れているのを不思議に思われた方もいらっしゃると思います。
なぜこのような別れ方をしているかというと、モデル空間で引出線を見てみると理解できます。

参照線と文字接続部の間に、端点(グリッド点)があるのが確認できます。折れ曲がったところから、文字接続部までを参照線といいます。これは先ほど書いたように正式名称です。
この端点(グリッド点)が後々、絶望的な欠点となることがわかるのですが、それはまた別のタイミングで・・・
折り曲げ数とは
上の図で、赤い○の箇所を数えたものが「折り曲げ数」です。 「折り曲げ数」 は正式な名称です。設定項目でも出てきます。
数え方は、引出線作成にあたって、クリックした回数に1つ足した数と覚えてください。これで理屈があってきます。
普通の(土木で使うやつですが)引出線の場合は、2になります。まあ、後にやりますが、同じ形でも3になることもあるので、クリック回数+1という言い方をしています。

土木の場合で言えばほぼほぼ、上の図のような引出線なのですが、複数折り曲げ数を設ける引出線もあるでしょう。

上のような引出線を使ったケースは筆者はありませんし、見たこともないですが、この場合、クリックして折れ点を作ったのが3点、それと1を足して、折り曲げ数は4となります。
目次に戻る←←←「引出線(LEADER)」とはどのような特徴か
「引出線(LEADER)」 は、とてもシンプルな引出線を引くコマンドです。
簡単に任意の角度の引出線を引くことができます。
以下機能的な特徴を記しておきます。
- 矢印サイズや文字サイズを独自に設定できない
- 角度を指定することができない
- 文字の下に線が引かれる
設定は寸法スタイルにより決まる
「引出線(LEADER)」 は、矢印サイズや文字サイズを独自に設定することはできません。
では、どうやって矢印サイズや文字サイズを決めるのか?というお話になりますが、「寸法スタイル」で設定した物が反映されます。

文字はマルチテキストとして引出線とは別に扱われる
文字列はマルチテキストとして扱われるところがミソです。線と文字が一体ではないのです。このことが修正作業を困難なものとしますが、それは別のタイミングで・・・

まとめ
実際の使い方に関しては、 前にも書いたように、アイコンがありません。コマンドラインに
「LEADER」と打ち込んで、ガイドに従い、折り曲げ点を指定して文字列を入力してください。
基本操作自体の説明はいたしません。
次回は、角度を揃える方法を考えてみたいと思います。
この引出線コマンドを使う上で致命的な弱点も合わせてご紹介、対応策も考えていきます。
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・【AutoCAD】引出線の研究