【フレッツ光】複雑怪奇なNTTの料金請求体系を解析してみる

こんにちは!荒川編集室代表荒川(以下:筆者)です。

この問題は、つつくのが面倒なので放置してきた。見て見ぬフリをしてきました。

インターネットを始めとしてNTT(筆者はNTT東日本ですが)の料金内訳問題を解析してみました。ネットで検索してみると、同じように複雑な料金請求体系に疑問を持っている方も多いようです。

料金請求体系とは、勝手に筆者のほうで言っていますが、そんな言葉はたぶんないと思います。要は、「自分はどこと契約していて、何に金払ってんの?」ということを意味します。

わたしもそうでしたが、NTT(グループ)に対して、どういう内訳でお金をどこに払っているのかわかってない方が多いと思います。

引っ越しや家電製品を買い換える際に、言われるがままにバタバタと契約してしまって、あとはそのまま、というパターンが多いのではないでしょうか。

不要なサービスにお金を払い続けているかも知れないのに、どこで調べたらいいかわからずに放置してしまっている方が多いのではないでしょうか

今回、筆者は重い腰を上げて、これらを調べました。長年の重しがとれたようにスッキリしました。高いか安いかは別として自分が何にお金を払っているのかが納得できたからです。

誰かの参考になればよいと思い備忘録記事とします。

NTTからの請求メールとクレジット会社からの請求が合わない

ある日、何気なく、クレジットカードの支払いを確認しようと思い、クレジット会社の専用サイトを訪れた時のことです。

NTTの請求金額を見て、はて・・・?何かおかしいな?と思いました。料金は、8,033円です。

なぜ、おかしいと思ったかと言うと、ちょっと前にNTTからメールで来た、請求予定金額と違うと思ったからです。メールを確認すると、やはり、金額が違います。それによると、6,988円です。

差額にして、1,045円。最初は消費税かな?なんて思いもしましたが、それにしては高すぎますし、税率が合いません。総額表示なので明細はここではわかりません。

そこから、今回のNTTを巡る複雑な請求システムの解明に乗り出すことになったのです。

自分は、どの会社と契約して、何にお金を払っているのか、整理してみました。今回の金額齟齬(そご)についてもまとめてみました。

最初に頭に浮かべたシンプルな契約構造図

よくよく調べると、実はさらに複数の会社が間に介在していたのですが、当初は上の図のように考え、1,045円がとりあえず何かが気になって仕方ありませんでした。

しかも、当月だけでなく、毎月、同じように、1,045円計算が合わないことにも気が付いたのです。

※「直接請求」や「代理請求」という言葉は、筆者が便宜的に使っています。法的な用語とは違うかもしれません。

目次に戻る←←←

NTTファイナンスってなに?

NTT東日本から来た請求予定金額を通知したメールを開いて確認したところ、いくつかわかりました。

請求元は、契約先のNTT東日本ではなくNTTファイナンスとなる

あくまでも、インターネット等の契約先は、NTT東日本です。ですが、NTTファイナンスというところから料金を請求されていることが判明しました。

NTTファイナンスっていうのは、NTTの経理部か何かかな?とも思いました。NTT東日本の一部所的な?。ですが、調べてみると、NTTグループではあるのですが、別会社みたいです。

なんやら、「ファイナンス」などど付いていたら、ヤミ金ウシジマくんの「カウカウファイナンス」みたいで、ちょっと怖くなりました。

ですが、よくよく思い出してみると、なんだか以前、電話がかかってきて、「NTTの料金についてまとめて請求してよいですか?」みたいな電話がかかってきたのを思い出しました。

確か、それがNTTファイナンスであったと記憶しています。

ですので、NTT東日本がグループ会社のNTTファイナンスに料金の請求をアウトソーシングしているのです。

もしかして、このあたりの手数料(アウトソーシング料)が1,045円?とも思いました。これはのちのち違うことが判明します。アウトソーシングに関する手数料的なものは、消費者には直接添加はされていません。

「@ビリング」とは 

次に、「@ビリング」、「WEBビリング」という言葉が出てきました。これは、わかり辛いです。めっちゃ。似て非なる物なのです。

そこで、まず「@ビリング」をまず確認してみました。そうすると、メールにある、6,988円の内訳が確認でてきました。

ここまでで、次の構図がわかりました。

NTT東日本の請求を確認するサイト = @ビリング

1,045円分の謎は、まだ解明されていません。ここから言えるのは、NTT東日本以外から何かしらのサービスを購入しているということです。

「WEBビリング」とは

@ビリングと似た名前ですが、違うもののようです。@ビリングからWEBビリングへ飛ぶこともできるようです。

要は、NTTファイナンス版の料金内訳確認サイトのようです。

NTTファイナンスのからの請求を確認するサイト = Webビリング

@ビリングに入るのにID、パスワード、お客様番号が必要です。そして、WEBビリングに行こうとすると、また認証画面が出てきます。

ウンザリです^^;

NTT東日本@ビリングから画像引用
(https://www.billing.ntt-east.co.jp/entrance)

Webビリングに入ろうとしたのですが、筆者は何度もトライしました。電話番号やら、お客様番号やらいろいろやった結果、すぐに認証はできず、後日ハガキで案内が来るというところが現時点の状況です。

そもそも、最終的な請求元がNTTファイナンスならば、Webビリング一本にして、そこで明細を表示したほうがよいのでは、と強く思います

1,045円の行方について、途方にくれていたのですが、フレッツ光のサイトを見返してみると、なぞが解けました^^

思い出してみれば、簡単なことでした。

1,045円は、プロバイダー料金だった

わたしたち消費者からすると、フレッツ光に繋げば、インターネットできるんでしょ?って思いますが、実は違います。

スマホだって電話会社と契約すればインターネットに入れますし、ポケットWi-Fiだって、接続すればすぐにインターネットに入れます。

ですが、こと、固定回線に関しては(少なくともフレッツ光は)、プロバイダというものと別途契約しなければならないのです。

NTT東日本フレッツ光サイトより(https://east.hikari-n.jp/)

わたし自身、フレッツ光と同時にプロバイダと契約していたのです。このプロバイダが、1,045円を毎月地味に払っていたのです(もちろん正当な請求ですよ)。

わたしの場合は、WAKWAKというプロバイダでした。これも会社がWAKWAKではなく、

NTTMEというNTTグループ会社が運営しているものでした。

WAKWAKサイト内から、料金内訳の確認ができ、キッチリ1,045円を確認しました。

こちらのお金がNTTファイナンス経由で請求されていることが判明しました。

目次に戻る←←←

まとめ

わたしの場合、インターネット関係は、フレッツ光のサイトから全て申し込み、完結しました。

光電話や、ケーブルテレビなどの付帯サービス、もちろんプロバイダも全て、セットで申し込みましたので、てっきり全部同じところから請求が来ているのだろう、と思ってました。

NTT東日本(@ビリングのほうね)も、他社から代行で請求されている項目もありますので、プロバイダ(NTTME)分も代理請求してくれてもよさそうですが、何かしらの事情があるのでしょう。

それらをNTTファイナンスでまとめているところでさらに複雑になっていたのです。今回謎が全てクリアになりました。

現段階の筆者宅のインターネット構造図と、今回の勘定図は、以下のようになります。

筆者宅のある月インターネット関連代金構造図

こういうのは、気を抜いていると、システムが変わったりします。会社の統廃合もあるでしょうし、コースがなくなったり、改変されたりすることもありますので、定期的にチェックしていく必要があると感じました。

みなさんも、定期的にチェックして、自分にとって不要なサービスを解除(解約)することも検討してみてはいかがでしょうか。

ーーー後日談ーーー

NTTファイナンスより、ハガキが届き、「Webビリング」にやっとログインできました。ログインしても、さらに、IDとパスワードの変更を迫られ、若干、セキュリティー面やりすぎじゃね?とも思いました。

そんなことは、さておき、料金8,033円の内訳がキッチリ表示されております。「@ビリング」サイトのもの(6,988円)と、存在を忘れていたプロバイダ料(1,045円)が、細かく明細になっておりました。

最初から、こっちWebビリング)だけでいいんでね?

いろんな利害関係者が絡んで、交通整理がうまくできてないのでしょうな^^

目次に戻る←←←